トロンパスという難所を越えた翌日、カグベニという村へ向かっていました。
この時、カナダ人のベン、デンマーク人のヤルティ、ドイツ人のアヒム、そして前日に加わったハイディの5人がいた。
私は風邪っぽく調子がイマイチだったので、みんなには先に行ってもらい、自分のペースでゆっくりと歩くことにしました。
今までもペースが違うので、元々一緒には歩いていなかったので、今まで通りといえば今まで通りです。
しかし、この日、今まで通りでないことがありました。
これまではどの村も、ロッジは一本道の道沿いにあったので、比較的容易に、既に到着しているベンとヤルティを探し出すことができました。
しかし、カグベニは今までの村とは比較にならないほど大きな村で、一本道どころではなく、村内は非常に入り組んでおり、ロッジの数も何十軒とある。
その様子に途方にくれました。
これではみんなを探し出せない。
一人で別のロッジに泊まってもいいのだが、ここまで一緒に泊まっていたので急にここで別れてしまうのは寂しく感じました。
こんなことになるなら、無理してもみんなに着いていけばよかったのかな…とぼんやりと思う。
ムクティナートからカグベニは、5〜6時間かかるのに、ムクティナートの近くのジョンという村を出ると、カグベニまで村が一切なかった。途中に村があったなら、いつものようにそこでランチ休憩をしているみんなに会えただろう。
時々、ロッジを覗きながら村のはずれまで来てしまったので、みんなを探すのを諦めかけ、とりあえず空腹を満たそうとあるロッジに入った。
ランチを食べて、万が一連絡が来ていないかwifiを借りてチェックしてみよう。
しかし、残念ながらこの時wifiは繋がっていなかった(ネパールの山の中では繋がっていないこともしょっちゅう。)
今日は本当についていないなぁ。
念のため、ロッジのおかみさんに、
「友達を探しているんだけど見なかった?男性3名、女性1名なんだけど」
と聞くと、
なんと「ここに泊まっている」というではないか、しかも「後から女性が1人くると言っていた」と。わお、こりゃビンゴだ!
ここで探せ出してしまえたのだから、もう少し一緒に旅したらいいんだね。
彼らは今出かけているとのこと。
私はランチを食べ終え、みんなが泊まっているロッジを見つけ安心したので、荷物を降ろして村を散策に出かけました。
再度来た道を戻ってみると、最初に感じたほど、村内は複雑ではなく若干入り組んでいるものの、あれほど大きく感じた村は小さな村でした。
カグベニは中世にタイムスリップしたかのような独特な村だ。
村の真ん中を流れる水路には、粉挽き所もある。
一通り見終わってホテルに戻ろうと歩いている時に、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえました。
驚いて振り向くとアヒムだ。
「あなたたちのホテル見つけたよ!」
と言ったらとても驚いている。
「わたしはサイキックだからね~」
と言っておいたのでした。笑
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