ネパールトレッキング4本目は2018年11月末〜12月、11日間でランタンエリア(キャンジンゴンパ&ゴサインクンド)を歩きました。
ランタンエリアは、エベレストエリア、アンナプルナエリアに続き3番目に人気のあるコースと言われています。
中にはランタンが一番好き!という声も。
ランタンは「世界で一番美しい谷の一つ」とも言われていることで有名ですが、私が歩いた印象は
エベレストやアンナプルナに比べると、、、「地味」。
しかし、そこに暮らす人々との温かな触れ合いがありました。
また、エベレストやアンナプルナに比べると圧倒的にトレッカーが少なく、訪れた時はシーズンも終盤ということもあり
静かなトレッキングを楽しめました。
ランタントレッキングの魅力
- カトマンズからアクセスしやすい
スタートポイントのシャブルベシまではカトマンズからバス8−9時間。1日かかりの移動ですが、飛行機を使わないので予定を立てやすい。
- トレッキング期間は8日間〜
最短で8日間でトレッキングできるので、長いお休みが取れない人には行きやすい場所の1つ。標高3800mのキャンジンゴンパに泊まり、翌日キャンジンリ(4770m)やツェルゴリ(4980m)のピークに登ることもできます。
- 人の温かさ
ランタンはチベットとの国境に近い場所のため、何世代も前という人のも含め、チベットから移住してきた人が住んでいる地域。エベレストやアンナプルナエリアでは商業ロッジに泊まるという印象ですが、ランタンでは同じようにロッジに泊まるものの、まるでホームステイさせて貰っているような感覚がありました。とってもアットホームな雰囲気ほとんどが家族経営のロッジでまるで家族団欒にお邪魔したよう。
- 比較的暖かい
私が訪れたのは11月下旬〜12月上旬でしたが、標高がそれほど高くないのもあり、寒くて大変という思いはせずにすみました。標高3800mのキャンジンゴンパも昼間はポカポカ暖かく、外で日向ぼっこができてしまうほど。
ランタントレッキングルートmap
ランタンエリアでは他にも色々なコースを取れます。
例えば・・・
- シャブルベシ→キャンジンゴンパ→シャブルベシ
- ドンチェ→シンゴンパ→ゴサインクンド→シンゴンパ→ドンチェ
- ドンチェ→シンゴンパ→ゴサインクンド→クトゥムサン→チソパニ→カトマンズ
スケジュール
DAY1 カトマンズ⇨シャブルベシ(1460m)
DAY2 シャブルベシ(1460m)→バンブー(1910m)→ラマホテル(2480m)/ 11km
DAY3 ラマホテル(2480m)→ゴーダタベラ→タンシャップ(3140m)→ランタン(3500m)/ 12km
DAY4 ランタン(3500m)→キャンジンゴンパ(3800m)/ 6.8km
DAY5 キャンジンゴンパ(3800m)→キャンジンリ(4770m)→キャンジンゴンパ(3800m)/ 4.6km
DAY6 キャンジンゴンパ(3800m)→ ランタン(3500m)→バンブー(1910m)/ 20km
DAY7 バンブー(1910m)→トロシャブル(2200m)→シンゴンパ(3350m)/ 13km
DAY8 シンゴンパ(3350m)→ラウレビナ(3910m)→ゴサインクンド(4380m)/ 9km
DAY9 ゴサインクンド(4380m)→ラウレビナパス(4610m)→フェディ(3630m)→ゴプテ(3530m)/ 11km
DAY10 ゴプテ(3530m)→ タデパティ(3690m)→メラムチガオン(2530m)/ 7.8km
DAY11 メラムチガオン(2530m)⇨カトマンズ
* ⇨はバスを利用
ランタンを歩くために必要な許可証&入場料
- トレッキング許可証(TIMS)2000rp +ランタン国立公園入場料 3000rp *2018年12月現在
TIMSはカトマンズのNepal Tourism Board(観光局)で取得できます。ランタン国立公園入場料はシャブルベシ手前のチェックポイントで荷物チェックとともに徴収されました。
ランタントレッキングのコスト
ロッジに泊まり、3食ロッジで食べ、1日2000円(2000rp)程度です。*2018年12月時点
アルコールやコーラなどのソフトドリンクを飲むともっとかかります。
これに往復の交通費が各1000円弱とTIMS代、国立公園入場料をプラスした料金がトレッキングに必要な費用です。
ランタントレッキングにガイドは必要か?
ランタンはキャンジンゴンパ、ゴサインクンドともにガイド必須のエリアではありません。
普段から山歩きに慣れていて、自分で荷物を背負える人はガイドがいなくても良いでしょう。
ネパールのトレッキングが初めて、高山病が心配など何かしら不安がある人や、英語が全く話せない人はガイドさんをお願いすると安心です。
キャンジンゴンパは、ピークシーズンであればそこそこトレッカーがいて迷うような道もないですが、ゴサインクンドから来た道を戻らずクトゥムサンやメラムチガオン方面に行く場合は一気に人が減り、森林の中を歩く時間が多くなるので、「誰かと一緒に歩きなさい」と何度も地元の人から言われました。
単独のトレッカーが襲われるような事故も起きてたそうで・・・。
ガイドさんは1日US30〜40$+チップが相場。中には日本語を話すガイドさんもいます。
また重い荷物を背負って歩くのは大変、という方はポーターに荷物を運んでもらうことができます。1日US10-15$+チップ。
山好きの人にも、ネパールが好きな人にも、ネパールでトレッキングをしたい人にも、美しい世界を感じたい人にも、何かに挑戦したい人にもオススメです。
”こんなにも美しい大自然の中で、目一杯体を使い、五感をフル稼働させて体感した先にあったのは、自分への信頼と美しい地球に生きていることへの喜びだった”
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