初めてイルカと泳いだのは2018年4月。
ハワイ島の周りの海には野生のイルカが生息していて、運良く一緒に泳ぐことができました。
実は一緒に泳ぐ前まではそれほど期待していなかったのですが、一緒に泳いだ後はもうなんというか胸がいっぱいになりました。
この旅でイルカと泳いだのは3回。
1回目はボートで、後の2回はビーチエントリーで。
私はなんとなくイルカを変な風に特別視していたというか、構えていたようなところがあったのですが、実際に海の中で泳いでいるところを自分も一緒に海の中から見ると、
イルカが海の中を泳いでいることがとても自然な光景に見えて、
余計な力が抜け、イルカと一緒に気持ちよく泳ぐことができました。
ボートに乗っていた大人が20人、子供が4人という状況で、
なんとイルカも大人が20頭、子供が4頭!
イルカは私たちが行くことをわかっていたようです。
1時間くらい一緒に遊んでくれました。
そして3回のうち一番印象的だったのが2回目の時。
ボートに乗った翌日、イルカに会えることは全く期待していませんでしたが、朝シュノーケルをしに宿泊地の近くの海に行って、海に入って3分くらいするとイルカの声が聞こえた気がしたのです。
あれ、イルカいるの?
と顔を水から出して見てみたけど見えず、
でも一緒にいた人もイルカの声がしたというので、やっぱりって思って海から顔を上げて見渡します。
しばらく見渡していても姿が見えず、やっぱり気のせいかと思ってまた海に頭をつけるとまたイルカの声が聞こえたのです。
しかもさっきより大きな音で聞こえてきました。
わー、やっぱりどこかにいるし音が近づいて来ていると思って見渡していたら、
突然イルカの背びれがたくさん見えました!!
興奮してあっちだーと急いで近寄ります。
そしてイルカの近くまで来ると、すごい数のイルカが!
前日より明らかに多く100頭くらいはいたようです。
多分、前日にボートエントリーで会えたので、この日も会えたような気がしました。
イルカ達は私たちのことを知っているような気がしたのです。
イルカ達はたくさんおしゃべりしていて、大きな声。
正にダイレクトに脳に響く音。
この音の振動が私の体に伝わって振動し、すごく気持ちいいんです。
いつのまにかイルカを追って自分が深いところまで泳いできていて、イルカを見つける前は下を見ると少し怖い感じがしましたが、一旦イルカを見つけたら怖さは消えてただただ夢中になりました。
子供のイルカ達がみんなでじゃれあっていたり
おっぱい飲んでいる赤ちゃんがいたり
一匹離れて自由にしてもすっと元のコミュニティーに戻れたり
みんなで同じ動きをしたり
方向転換したり
急に深く潜ったりまた水面に出たり
葉っぱで遊んだり
私の周りをぐるぐる回ってくれたり
1m先に近づくことも何度もありました。
イルカと横になって泳ぐのが気持ちよくて、
すいすーいっと力を抜いていればいいんだよってイルカに教えてもらいました。
印象的だったのがイルカの声。
直接聞くと脳を刺激されるような感じで、とっても気持ちよくてとてもパワフルでした。
3回目はまた別のビーチで。
この時もあまり期待はしていなかったのですが、ビーチに到着するなり沖の方にイルカの姿が見え、急いで海に入ります。
この日も50頭以上はいたように思います。
この日のイルカ達はリラックスのんびりモードで、おしゃべりは少なめでみんなでゆっくりゆっくり回遊していました。
自分もイルカになった気分で、イルカ達の動きに合わせて一緒に泳ぎました。
海の中をイルカと泳いでいると
なんだか自分が海の中の生物のような、海に溶けるような感覚がしました。
たまたま今世で私は人間を選んだけど、何にでもなれるような感じもしました。
イルカはテレパシーで会話する生き物なので、私もテレパシーで話しかけてるイメージをしてみました。
泳いでいる時は夢中だったので、返事が得られたような気はしなかったのですが、数日後いくつかイルカからメッセージをもらったように思います。
キーワードは「力を抜くこと」と「コミュニティー」。
流れに身を任せるけど、巻き込まれるのではなく、自分で流れに乗る、流れを掴むこと。
安心して自分が自分で居られる場所、
自由も感じられさらにパワーアップできる場所、冒険できる場所という意味でのコミュニティー。
短期間でこんなに何度もイルカと会えて感無量です。