【ニュージーランド・バックカントリー #2】Travers-Sabine Circuit（Nelson Lakes）2

DAY1

Nelson → （シャトルバス）→ St.Arnand

St.Arnand → Kerry Bay Campsite→ Lakehead Hut（9.3km）

1日目、まずはネルソン（i-Site）からシャトルバスでSt.Arnandへ。

シャトルバスはこちらの会社を利用しました（50$）。

https://www.trekexpress.co.nz/trips.html

2時間ほどで到着。

小道を抜けてKerry Bay Campsiteへ。

目の前はすぐ大きな湖、Lake Rotoitiです。

このキャンプ場は思っていたより大きくて車で乗り入れできるのでたくさんの人がいます。

こちらに泊まって、周辺にたくさんあるday hikeを歩いている人もたくさんいました。

さて、Lake Rotoiti沿いのトレイルを進んで行きます。

右回りと左回りとどちらにもトレイルがあり、どちらにも小屋があります。

どっちがいいのかわからないので、えいやで進行方向に向かって湖の左側を通るトレイルの方にしました。

曇ったり、小雨が降ったり、かと思えば光が差したり。

まだお昼を食べていなかったので、湖を見ながらスナック休憩。

ネルソンのスーパーで買ったおかきがとてもおいしく感じます。

ニュージーランドのスーパーには、スナックの量り売りコーナーがあって、

ナッツ、ドライフルーツ、おかき、チョコレート、グラノーラなど、全部試してみたいと思うほどたくさんの味付けのスナックがあります。

この白いお花もかわいい。

コロミコ（Koromiko)という名前のようです。

苔やシダが生える森は、屋久島を思い起こさせます。

静かで気持ち良い道です。

ゆっくり歩いて、4時間ほどで今日のキャンプ地に到着。

ハットには2名トレッカーがいましたがキャンプサイトには誰もいません。

ニュージーランドの夏といえばサンドフライ（ヌカカ）というブヨがたくさんいて、刺されるととてもかゆい。

こちらのキャンプ地は草っぱらで、水辺に近いという事もあって大量発生しております。

あー、どこが一番マシかウロウロ探し回って、一応マシそうな場所にテントを設営しました。

ちなみにトイレと水道はキャンプの人用のが外にあります。

結局この後は誰も来ませんでした。

DAY2

Lakehead Hut → John Tait Hut → Upper Travers Hut （20km）

今日は晴れそう！

朝食はハーブティーとグラノーラ。

ニュージーランドのスーパーには、たくさんの種類のグラノーラがあって、自分のお気に入りを見つけるのが楽しいです。

朝露で周りの草がびしょびしょ。

テントも結露で濡れました。

そのため、ベンチでパッキングしていると、湖の対岸にあるもう一つのハット、Coldwater Hutから来たというおじさま2名がやってきて少しお話ししました。

そちらのハットは満員だったそう。

今日は20km先のUpper Travers Hutを目指します。

この草たち、私の胸の高さまであるのでかき分けるように進みます。

雲は山にわく、ということがよーくわかる光景

ざ、草原！

朝の光が草を照らしてピッカピカです。

森の中に到着。

木漏れ日がきれいです。

この小川の先に道が続いているんですが、渡し石や倒木もないので川に入るしかなさそう。。。

靴を濡らしたくなかったので、脱いて渡りました。

冷たいけど気持ちいい！
そして、そのまま15分ほど裸足で歩きました。

土の感触が気持ちいい。

石や岩場もないので歩きやすい！

北八ヶ岳みたい

大きな河原に出たので、こちらで濡れたテントを乾かしつつ休憩。

日光が強いのであっという間に乾きます。

この、人一人分の幅しかない細い橋はよーく揺れてちょっと怖い。

緩やかに標高を上げてきて、雰囲気が少し変わってきました。

お昼ご飯を食べるのに良い場所（日当たりが良い場所）を探しながら歩いておりましたが、なかなか良い場所が見つからず、13時を過ぎて、やっと見つけた河原で休憩。

お腹空いた。

私の山ご飯は、カレーリゾットかトマトリゾット、カレー麺、トマト麺、和風麺を回しています。

炭水化物は、焼き米 or オートミール or ビーフン麺

そこに、水を入れ

・乾燥野菜＋カレースパイス

・乾燥野菜＋トマトピューレ＋野菜ブイヨンパウダー

・ワカメ＋昆布だし

のどれかで味付けします。

今回思い立って、オートミールを使ってカレーリゾットにしてみましたが、これが結構美味しかった！

オートミールは焼き米よりドロっとした感じになるので、クッカーを拭くのがちょっと大変というのがありますが、

味はクリーミーになって好きでした。

そして、焼き米は入手できる場所が限られますが（それでもネルソンのオーガニックショップにはあった！）、

オートミールは普通のスーパーで入手できるので心強いです。

お昼を食べていると、通りがかったトレッカーに良い場所でランチしているね〜と声をかけられました。

お腹が満たされて気持ちが落ち着いたので、再び歩き出します。

小さなかわいい苔や水草。

美しい清流。

光と水ってなんて美しいのでしょう。

この苔、屋久島にあるかな？

見たこと無いような。

やっと本日1つ目のハット、John Tait Hutに到着。

16時ですが、ニュージーの夏はまだまだ明るいので更に先に進みます。

こういう雰囲気大好きです。

ニュージーの森、やっぱり好きだなぁ。

やっとTravers Fallsという滝に到着。

滝って、行って見るまで、どんな感じの滝なのかわからないから毎回ワクワクします。

こちらの滝はルートを少し外れて下ったところにひっそりとありました。

でもなかなか雰囲気があって印象深い滝でした。

緑のグラデーションが美しくて立体感があります。

この辺りからたくさん見かけたお花。

かわいすぎる！！

おそらく、mountain foxgloveという名前です。

ここは土砂崩れの後。

ニュージーでは土砂が崩れやすい場所が多いのか、こういう場所もよく通りますね。

ブナ林なのかな

予想とは違った方向に矢印が続いていました。

ようやくハットが見えました！

19時にやっとキャンプ地に到着。長丁場で少し疲れましたが到着してホッとしました。

そして！！

すごい場所にテントを張れました！

草に埋もれているようですが、ここはいかにも「この場所に張ってください」と言わんばかりに、整地されており石ころも置いてありました。

テントを張っていると、通りかかったHutに宿泊しているお兄さんが、「暖炉に火をつけたから寒かったら暖まりに上がってきたら？」と声をかけてくれました。

Hutはこの写真と逆側の少し上がった場所にあります。

様子を見にHutに行ってみると、どこにこんなに人がいたの？と思うほどたくさんのトレッかーで賑わっていました。

今日トレイル上であったのは2組だけだったのに、、、。

逆回りの人か、1つ手前のHutから来たから早く着いたのか。

とにかくびっくり！

今夜はマウンテンビューです。

よく眠れそう。

つづく