3冊目の本を出版しました。今回もまたヒマラヤの本になりました。
2022年〜2024年の3年間にクンブー地方(エベレストエリア)の6,000m峰を3座登りましたが、その時の体験をまとめたものです。
・ロブチェピーク(6,119m)
・メラピーク(6,476m)
・アイランドピーク(6,189m)
ネパールでは6,000m未満の山は丘と呼び、6,000mを超えると初めて「山」と認識されます。そんなわけで、これまでに登っていた5,000m台の山とは全く違った世界がそこにありました。
クライミングガイド(シェルパ)とともに登る楽しさを知ったり、完全にエネルギー切れになってしまうという衝撃的な体験は、何か眠っていた遺伝子のスイッチが押されたかのような、大きな刺激となりました。回数を重ねるうちに、高地への順応もうまく行くようになり、最後の山行では「今までのクライミングで一番楽しかった」と思えるほど、楽しむことができました。
山を通してその土地のこと、その土地に生きる人のことを知ることができるのが、何よりも嬉しい。この身体を使って世界を知っていくということが、とても楽しい。もしも山に意識があるとしたら、どんなことを感じているのか、何を思っているのか、どんな世界を見て来たのか──その声を聞いてみたいとさえ思う。
人が住む領域を越えると現れる、山たちの世界。そこに入ると、「お邪魔している」という気持ちがより一層強くなり、あまりにも神々しいその姿に、畏敬の念が強くなる。
山々が、ニュートラルなエネルギーを放ちながら、ものすごい存在感を持ってそこに在るので、言葉では表せない何か眩しいほどのものに感動が溢れてばかりだった。
ペーパーバックとKindleの2種類をAmazonより発売中です。
Kindle Unlimited会員の方は無料で読むことができます。
写真をたくさん掲載していることと、印刷代の値上げにより、ペーパーバックの価格は思っていたより高くなってしまったのが心苦しいですが、きっとお楽しみいただけると思います。
私は、奇しくも山の日に生まれたのですが、何十年も後になって、自分の誕生日が山の日になるのを知っていたのでしょうか・・・。いつも不思議に思います。
何か山と契約をして生まれてきたのだろうか?と思うほど、この数年間は時間もお金もエネルギーもほとんど全てを山へと注いできました。
相変わらずの産みの苦しみに悶えながら、ようやく完成して、やっとこの高所登山の旅が終われそうです。
手にとっていただけましたら、とても嬉しいです。
またご興味のありそうな方へシェアしていただけましたら幸いです。
この本たちが、何かしらの形で皆様のお役に立てたらと願うばかりです。
どうぞよろしくお願いいたします。
内容紹介
【概要】
すっかりヒマラヤにハマった著者。とにかく雪山が気になり惹きつけられてしまう。「一体あそこには何があるの?」それを知りたくて、6,000 m峰に挑戦することにした。ネパールでは6,000m未満の山は丘と呼び、6,000mを超えると初めて「山」と認識される。そんなわけで、これまでに登っていた5,000m台の山とは全く違った世界がそこにあった。
今回も美しい数々の写真をたっぷりと掲載。ヒマラヤトレッキングや登山を考えている人や、ヒマラヤにハマってしまった人、山が好きな人はもちろん、新たな世界に飛び出したい人にも手に取っていただきたい一冊です。
【目次】
クーンブ地方地図
第1章 ロブチェイーストピーク(Lobuche East Peak 6,119 m)
ヒマラヤ登山への初挑戦
ロブチェイーストピーク スケジュール
カトマンズ~ナムチェ
ナムチェ~ディンボチェ
ディンボチェ~ロブチェイーストピーク~ディンボチェ
第2章 メラピーク(Mera Peak 6,476 m)
2023年 巡り合わせ
2024年 再びネパールへ
メラピーク スケジュール
カトマンズ~コテ
コテ~カレ
カレ~メラピーク~メラハイキャンプ
メラハイキャンプ~アンプラプツァパス~ディンボチェ
第3章 アイランドピーク(Island Peak 6,189 m)
アイランドピークへ──7年越しの想い
アイランドピーク スケジュール
ディンボチェ~アイランドピーク~チュクン
チュクン~カトマンズ
まとめ
写真(ペーパーバック特典)
装備(持参したもの)
装備(レンタルしたもの)
ヒマラヤ歴
あとがき
索引(ペーパーバックのみ)
Amazonでのみ販売中です。
6000m の頂に立つ
そして、よろしければ感想をレビューに書き込んでいただけると嬉しいです。
過去の2冊も未だに手に取ってくださる方がいて、本当に嬉しく思います。
第1弾は2017年にエベレスト街道を歩いた時のストーリー。
女ひとりで26日間 ヒマラヤを歩いてみれば 〜大自然と自分に繋がる旅〜

第2弾は2018年のアンナプルナサーキット&ベースキャンプを歩いた時のストーリー。
女ひとりで26日間 ヒマラヤを歩いてみれば 〜大自然と自分に繋がる旅〜

こちらもよろしくお願いします。