トレイル名/Muller Hut Route
場所/マウントクック
歩行時間/往復約8時間
マウントクックエリアにある、日帰りでは一番時間のかかるルートです。
片道4時間くらいなので、日帰りすると丸1日かかります。
ミュラーハットに泊まって1泊2日で行くこともできるので、ゆっくりしたい人は泊まるのがいいと思います。
とはいえ、夏のニュージーランドは日が長いので日帰りも十分可能です。
このルートは氷河の近くまでいけるので、迫力のある姿を見ることができたり、氷河で削られてできた地形を上から眺めることができるのが魅力。
天気が良ければマウントクックの姿も目にすることができます。
それでは行ってみましょう!
マウントクックエリアにはいくつかトレイルがありますが、全てAoraki Hermitage Hotelの前の道を北へ入っていきます。
看板もあってわかりやすい。
始めは整備された木道を歩きます。
木のトンネルも通ります。
天気も良く気持ちがいいです。
入口から30分ほど歩くとケアポイントとの分岐に到着します。
そして登りが始まります。
階段1964段!!!!!!
正直、
ひゃー!!!
と思いました。
しかし、そんな階段のおかげで少し登るだけで、早くも景色が良くなりました。
雲に隠れているのがマウントクック。
ニュージーランドのお花は色もサイズもかわいらしいものが多い。
氷河地形がよくわかる大パノラマ!
手前に見えるのがミュラーレイク(Mueller Lake)で奥に見えるのがフッカーレイク(Hooker Lake)。
どちらも遠くから見るとミルキーな色です。
雲の影さえ美しい。
階段を登りつめるとSealy TarnsというView pointに到着します。
ビクニックテーブルがあり、ここでランチをしている人も何名かいました。
Sealy Pointは行き止まりなので、少し引き返して更にガレた道を登っていきます。
足元にはかわいらしいお花
これまでの整備された歩きやすい道から一転して、ご覧の通り、道が激しくなってきました。
見えている景色はだいたい同じですが、奥の方の山も見えてくると、その山の連なりに驚きます。
そして氷河も!!!
小さな雪崩の音も度々聞こえました。
たった2、3時間登っただけで、氷河が見れるのが不思議な感じ。
ようやくミュラーハットが見えてきました!
そして手前には雪渓も!!!
先ほどの雪渓、渡ります。
ほとんど平らなので、アイゼンはなくて大丈夫です。
Mueller Hutに到着!!
赤で目立ちます。
少々休憩した後、もう少し登れそうなので、行けるところまで行ってみることに!
マウントオリバーの山頂があるみたい。
そうして岩をよじ登り奥に見えるのはプカキ湖。
何度見てもなんて色!!!
写真に納めたくて岩の端まで行ってみるも、これが限界。
この景色がたまらない。
頂上まで行きたかったけれど、岩場で危険を感じたので、途中で引き返すことにしました。
午前中より天気が良くなってきて、不思議な雲が現れました。
氷河。アップでどうぞ!
なんと、マウントクックもその頂を現してくれました。
マウントクックはマオリ語で「アオラキ」
意味は「雲を突き抜ける山」
まさにそんな感じ。
ようやく階段の所まで戻ってきました。
真ん中に白っぽく見えるのが階段の道。
こうみると圧巻!!
下に降りてきました。
空が広い〜。
行きはずーっと登り。帰りはずーっと下り。
ニュージーランドでこれだけがっつりと歩いたー!という風に思えるトレイルはある意味貴重かも!?
あー、楽しかった。
景色も良く、ハイキングでは物足りない人におすすめです。
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