DAY3
Greenstone saddle Campsite → Grennstone Hut
昨日は昼寝をしたのにも関わらず、よく眠れました。
ニュージーランドでテント泊するのはたまらなく好きだなぁ。
鳥の声が美しくて、とてもリラックスできる。
そんなわけで毎日10時間くらい寝てしまう。
テントの入口を開けて外を見ると、陽が昇ってきているのが見えた。
この自然に囲まれているととっても満たされていくのがわかる。
今日は長丁場、どんな景色に出会えるだろうか。
まずは苔の森を進んでいきます。
大好きなマウンテンリボンウッド(Mountain ribbonwood)の花が地面に落ちて、お花の絨毯になっています。
エゴの木のお花や桜にも似たお花です。
このロビンちゃん。
ニュージーランドロビン(New Zealand Robin)というNZの固有種だそう。
とっても人懐っこくて興味津々、森の中を歩いていると近くにやってきて愛らしい表情を見せてくれます。
1mくらいに近づいても逃げません。
シダや苔と野鳥の森。
光がきれいで、うきうきしながら静かな森を進みます。
屋久島でもお馴染みのオオミズゴケ。
所々、流れているお水もきれい。
Lake McKellarが見えてきました。
見事なリフレクション。
umbrella moss
という苔。傘を広げたような形なのでアンブレラモス。
この苔もNZでは良く見かけました。
Greenstone saddle campから2時間少し歩いて、マッケラーハットに到着。
きれいで気持ち良い環境なのでこちらでランチ休憩にしました。
結露でびちょびちょのテントを干させてもらい、デッキの日陰で昼食。
トイレは水洗でとってもきれいでした。
ハットの前には川が流れていたので、足だけつけてリフレッシュ。
川の水は相変わらず冷たいです。
晴れていると暑いNZ。空気は乾燥していますが、紫外線が強く日焼けでほてるので、体が冷たい水を求めています。
さて、グリーンストーンハットに向けて出発します。
テントはすっかり乾きました。
荷物が軽くなった♪
このルート、途中で私有地を通ると書いてありましたが、牛が放し飼いされています。
こんな広大な草原のような場所を通ったり、時々森の中に入ったりしながら黙々と歩きます。
森の中は日陰で体が楽なので、オアシスのようです。
崖崩れの跡地。
この吊り橋は幅が狭くて、一人分しかない。
よーく揺れる橋です。
遠くから見えていたロッジ。
まさか、ここが今日の目的地のGreenstone Hutではないよね?と思っていたけどやはり違いました。
こちらはRuteburn Guided Walk 用のSteele Creek Lodgeでした。
ニュージーランドではガイドウォーク(ガイド付きツアー)用と個人ウォーク用で、山小屋がしっかりと分かれています。
ガイドウォーク用→Lodge
個人ウォーク用→Hut
鍵がかかっており、中は覗けず。
見渡す限り人はいないし、この広大な景色は永遠に続くような気さえしてきます。
じーっと、牛が見てくる。
目が合って何か話しかけられているような気がするのだが、なんて言っているんだろう。
近づくとびっくりした様子なので、
ちょっとそこ通りますからね〜、何もしないから驚かないでね〜、
と言ってみるものの通じていなさそう。
あまりに見てくるので、すごく気になる牛たちでした。
こちらの橋を渡ったら後少し。
18:40、ようやくGreenstone hutに到着。
マッケラーハットから5時間半。長かった〜。
今日は初めて、テントではなく山小屋に泊まります。
というのも、万が一大雨の場合に備えて、ハットチケットを購入していたので、せっかくだから使ってみようということなのです。
Greenstone Trackはもうグレートウォークではなく、バックカントリーウォークになるので、ハットやキャンプサイトの予約は不要になります。グレートウォーク内は事前予約&事前決済ですが、バックカントリーは予めDOCのオフィスで購入したハットチケットをそれぞれのハットで決められた分、ハット内のboxに入れることになっています。
こちらのGreenstone hutの料金はハットは20ドル、キャンプは5ドルです。
他にハット泊は4名、テント泊が2組でした。
レンジャー用のハットもありましたが今日は不在(右の小屋)。
トイレは水洗でキレイ。
設備はというと、水道あり、ガスコンロはなし。
ニュージーの山小屋やキャンプ場はシンクにタワシが置いてあり、食器を洗って良いことになっています。
日本だとティッシュで拭き取るので衝撃でした。
暖炉もあり、寒い日は火をつけられます。
マットレスあり。
このくらいの人数だとゆったりしていて良いです。
今日はどこから来たか、明日はどこへ行くか、どんな旅をしているかなど少し話しました。
若い人が多いです。
すぐそこに鹿がいるよ、と教えてもらいみんなで見ました。
今日はよく歩いたので早めに寝たかったけど、21時過ぎてもまだ明るいニュージーの夏。
なかなか寝つけません。
つづく