DAY3 アイリスバーンハット→ラックスモアハット→ブロッドベイキャンプサイト
ブロッドベイキャンプサイト→テアナウ
昨晩のキャンプサイトはうるさかったなぁ。
23時過ぎてもまだ賑やかでちょっとイラっとしてしまった。
日が長いので朝は遅めの人が多い。
朝食はエナジーバー。お湯を沸かしてサーモスへお茶を補充。
まだ誰も出発していないうちに出発。
今日は曇っています。
歩き始めは森の中の急登を登って行きます。
ジグザグ道をひたすら登ります。
ガスっているのでしっとりしていて、乾燥しがちなニュージーランドで久しぶりの潤い。
おかげで森もしっとり。
朝らしい落ち着いた雰囲気があたりに満ちています。
そして、、、
霧雨が降ってきてしまった。
森の中はザックカバーをせずに歩いていたけど、森林限界を超えて少ししてザックを見てみると結構濡れていたので慌ててザックカバーをかける。
結構疲れました。
やはり肩に来るなぁ。
これ晴れていたら絶景なんだろうなという尾根歩きが始まりましたが、ガスガスで真っ白!!
道しか見えないし、道も5m先くらいしか見えなくて、でも
「あなたの道はこれしかありません!」
と言われている感じで面白い。
10:50にやっとの事でHanging Valley Shelterに到着。
中は10畳くらいで、何もない。
ここに泊まってはダメですと書いてあります。
朝食を食べなかったのでやはりお腹が空き、
モンベルのリゾッタ梅しそ味とパタゴニアのブラックビーンズスープを作ってお腹を満たします。
そのうちにオーストラリアから来たというおじいさんがやってきました。
アンナプルナベースキャンプ(ネパール)のワッペンをザックに付けていたので
「おー、行ったの?」
と聞くと色々喋ってくれたけど、驚くほど何を言っているか全然わからなかった。
チーン。
エベレストベースキャンプにも行ったことだけはわかった。
30分ほど休んで、私は出発。
向こうからやって来る人とたくさんすれ違います。
突然、ぬぼーっと人が現れるので亡霊みたいで面白い。
ホーンテッドマンションみたい。
だいたい私が道を譲ってあげるのでみんな「Thanks」と言っていく。
日本人って譲るのに慣れているよね。
次のForest Burn Shelterまでは2時間と書いてあったけど、1時間15分で到着しました。
この後はひたすら下りです。
あぁ、晴れない。。。
それでも雨は止み、少しガスはとれてきたかな。
湖が見え出しました。
14:25にLuxmore Hutに到着。
既に宿泊客はかなりいます。
ここでトイレを借りました。
テラスにオウムがいて、近くまでくるほど人懐っこかった。
次々とHutから人が出てきて、写真を撮っていく。
何を思っているのオウムさん??
街も見えて広い平原を歩いている感じがする。
景色良いなぁ。
森に突入!
苔がたくさんで私もウキウキします。
ここからはかなり急なジグザグ道を降りることになったので、登って来ている人はみんなそしんどそう。
「あとどれくらい?」
と2人から聞かれたほど。
ひたすら下り足がガクガクになって来ました。
だんだんシダが増えて来たところで遂にブロッドベイキャンプ場に到着!!
もう16:30です。
7時からある行き始めて今日は8時間くらい歩いています。
そりゃー疲れますね。
ボートあれば乗っちゃいたいな~。
歩くと2時間くらいかかるし、流石に疲れたからな、でもボートいくらだろう?
ミルフォードを考えると40 $くらいするかな。
「いくらまでなら出す?」と自問します。
10 $なら超嬉しいけど、20 $いや30 $までならいいかと考えながら歩いていたのだけど、
ちょうどボートが見えて、わらわらと何人かの人が立ち上がりボートに向かうので、
わー、ちょうど来た!!と思って私も駆け寄ります。
船頭さんに聞いてみると、チケットがなくてもその払えばOKで価格は25 $!
おー、狙い通りだ。
またまたラッキー!!
乗客は10人くらいで7分程で到着しました。
2泊3日のケプラートラック終了です!
最後はクタクタになるまで歩いて、しっかりと歩いた充実感と重い荷物と靴を脱いで暖かいシャワーを浴びたい想いと。
日本の山で下山後に温泉に入れるのってやっぱり最高だな!
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