DAY22 Gokyo(4750m)→ Gokyo Ri(5360m)→ Gokyo(4750m)
久しぶりの4750m。
ほとんど寝られなかった。
順応してもすぐ戻っちゃうんだな、私は。
いや、順応していなかったのかな・・・。
朝6時に出発してゴーキョリへ。
もううっすら明るいが、まだ山に光りは当たっていない。
それを窓から見てほっとした。
さあ、久しぶりのゴーキョリ。
どうかな。
この時間は誰も出歩いてない。
すぐに明るくなりヘッドライトは不要になった。
最初は結構急で、こんなだったっけな?と思いながら登っていく。
何歩かあるくと足が勝手に止まってしまう。
それでもあっという間に湖がだいぶ下に見える。
湖が小さくなり、エベレストが見え始めた。
休み休み歩いて、頂上に到着!!
誰もおらず、1人静かにこの美しい景色を堪能します。
ゴーキョリ(ゴーキョピーク)から見ると、やはりエベレストが一番高い山だということが、はっきりわかるくらい頭一つ飛び出ている。
もうすぐそこはチベット。
すばらしい、大パノラマ、8000級の山が4座見えます。
チョオユー(8201m)、エベレスト(8848m)、ローツェ(8516m)、マカルー(8463m)
さあ、ランチを食べに帰りましょう。
午後は、湖の周りを一周しに出かけました。
ちょうど半分、ロッジ群と逆側まで来ました。
ぐるりと1周するはずでしたが、水が多くて渡れない場所があったので、来た道を引き返します。
DAY23 ゴーキョ(4750m)→ ゴーキョリ(5360m)→ゴーキョ(4750m)
ゴーキョ滞在3日目。
ゴーキョは信じられないくらい美しい場所なので、何日も滞在できてしまう。
今日はサンセットゴーキョリを見にいきたいので、午前中はのんびり過ごすことにした。
昨日はよく寝れたが、もう少し寝れそうだった。
9時頃さすがに起きて、紅茶をいただく。
ここの子供(タシ、4歳)は朝から元気。
この時間の湖の写真撮っていなかったなーと、外へ写真を撮りに。
この時間(9:45頃)の光が一番きれいに見えるかも。 *季節で変わると思います。
湖が大きすぎて全部入らないので、少し上の方に行ってみようと思い、チョラパスという矢印の方へ上がったらなかなから良い景色だった。
それでも全部は入りきれず、もう少し上にと思って上がっていくと、立派な建物、Gokyo Resortにたどり着いた。
今日はケーキ食べたいなと思っていたので、前回来た時に、ケーキを食べたロッジを探していたが、そのお店は建物ごとなくなっていて、あれー?どこだっけ?と思っていたけど、「Bakery」と書いてある「Gokyo Resort」へ入ってみると、「あ、たぶんここな気がする」と思った。
私が建物に入ろうとしたらお母さんが気づいて扉を開けてくれ、案内してくれた。
「お茶か何か?」と聞かれたので、
「何か甘いものありますか?」と聞くと、
「Yes」と返ってきたのでほっとした。
この時期のゴーキョは人が全然いないので、もしかしてケーキなんて焼いてないかなと心配していたのだ。
このGokyo resortは北欧にでもありそうなおしゃれな外観で、カフェは2階だった。
景色もきれいだし、建物も新しくきれい。
噂によると、宿泊料は一泊30ドルだそう。
テーブルには、ドーナツ2種類、チョコレートケーキ、アップルパイ、キャロットケーキ、バナナブレット、クロワッサン、クッキーなどが並べられていた。
迷うものがなかったので、キャロットケーキにした。
飲み物は確かここはエスプレッソマシーンがあったと思うけど、寝れなくなると嫌なので、レモンジンジャーハニーにした。
他のお客様2組しかいなかったので、席は選び放題。
ゴーキョが見える席はポカポカすぎて、他の人は結構薄着だった。
最後のお会計の時に、
「5年前のベーカーリーやってた?」
と聞くと、
「コロナ中に新しく建て替えたの」
と!
なるほど〜。
ゴーキョは新しい建物が増えたと感じていたが、コロナ中に立て直したところが何軒かあるんだね。
オフシーズンで、雰囲気がのんびりしていたからか、大型ホテルになってもそれでも「ネパール感」があったので、ほっこりした。
ただ、ケースはそれほどおいしいというものでもなかった。
ロッジに戻り、フライドライスを注文。
相変わらず量が多い。
いつも私が頼んだメニューと同じものここの娘も食べているのがかわいい。
13:40 再びゴーキョリを目指す。
夕方ゴーキョリに上のは初めてだが、サンセットの時間になると、太陽がエベレストを始め山々に当たってきれいなのだそう。
楽しみだなぁ。
昨日よりだいぶ早く着いたので一安心。歩いている時の足の進みが全然違った。
それでも3時間かかった。
1時間で到着する人もいるそうだから、私は時間がかかった方だと思う。
途中で何人もの人に抜かされた。
みんな体どうなってるの??笑
到着したのが16:30頃。
ここから山達も空もどんどん色が変わっていく。
この時間を狙って、たくさんの人が集まっていた。
頂上に着くと、湖はもう影になってまだ最初は明るい光りがエベレストなどに当たっていたが、刻々と色が変わっていく。
黄色っぽい光りが、だんだんオレンジから赤っぽくなり、
それと同時に空の部分の色が淡い水色とピンクのグラデーションになっていき、言葉を失う。
太陽が沈んだ方面は下から黄色~ピンクのシャーっと光線が出ていてこれまたとても幻想的。
360度目が離せない!
宇宙だ!と思った。
宇宙の色。
すごいものを見てしまったと思いながら見ている自分がいた。
いつまでも見ていたいが、ライトはあるとはいえ、真っ暗になる前に帰りたい。
帰りは、駆け降りた。
よく滑って何度も転びそうになりながら、それでも転ばずに何とか下山。
超集中して降りたから50分で降りられた。(17:30出発、18:20着)
そして、下まで降りてきた時に、お姉さんが後ろから追ってきていたようで、「Thank you for finding rout(道を見つけてくれてありがとう)」と言われた。
お姉さんも一緒に走ってきたんだね。
宿に着くと旦那さんが私が帰ってきたのが見えたみたいで扉を開けて迎えてくれた。
は〜怪我なく降りてこれてよかった。
着替えてダイニングへ行くと、家族のみんなご飯を食べていた。
「何食べてるの?」と聞くと、「Sherpa Stew(シェルパシチュー)」と言う。
実は、シェルパシチューか、ピザにしようと思っていたので、「私もシェルパシチューもらえる?」と伝えて、すぐに温めて持ってきてくれた。
家族用だったからか野菜は入ってなくてじゃがいも、パスタ、すいとんのみ。
うっすらカレー味だったので、すぐに体が温まった。
明日の朝は早いから今晩お金払おうと、タイミングを待っていたけど、旦那さんのお姉さんがいたら、ポーターみたいな2人がいたり、近所の女の子がお酒買いに来たりで、わちゃわちゃしていてなかなかタイミングがつかめず。
そんなうちに、紅茶を淹れてくれ、今日もまた家族団欒タイムに入れてもらった感じ。
結局3泊して、ずっとお客は私だけだった。
ポーターみたいな2人はほとんど喋らないという謎の人たち。
部屋代はタダにしてくれた。
ガイドもポーターもいないからだそう。
やっぱりガイドやポーターの食事は御客が負担しているのか?
と思ったら後から聞いたらゴーキョはみんな部屋はただらしい。
ネパールのロッジのシステムは未だわからないこところがたくさんあるが、今日もよい1日だった。
続く
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